トレーニング

ロードバイクのアドバイスを鵜呑みにしてはいけないという話

みなさんこんにちは。けいすけ(TwitterInstagram)です。

今回は速くなるためのアドバイスを鵜吞みにするなというテーマでお話していきたいと思います。

最近、速くなるためにはどうすればいいのかいろいろ考えているんですけれども、速くなるためのアドバイスって、しっかりしたアドバイスが少ないと思うようになりました。

そもそも速くなるアドバイスは、先生やベテランさんやトレーナーさんが

トレーナー
トレーナー
こうやって乗るといいよ

と教えてくれるのですが、どれもしっくりこないものばかり…。

なので、自分で考えないといけないなと思うようになりました。

上級者向けなので初心者のうちは難しいかもしれませんが、この記事を参考に、トレーニングの目的について自分で考えるくせをつけるきっかけになったらうれしいです。

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速くなるためにはペダルを強い力で踏む


そもそも速くなるためにはどうしたらいいんでしょうか?

お金を出して高いフレームを買うなどの手段ももちろんありますが、機材の話は取りあえず置いておいて、まずは身体の話をしていきたいと思います。

速くなるためには、ペダルを強い力で踏むしかありえないんです。

速く前に進むには…

ペダルに力をかける→加速度になる→速度になる

これしかありません!

なので、速く走るにはペダルを強い力で踏みましょう!以上!それくらいシンプルでもいいと思います。

実際によく見かけるアドバイス

しかし、速くなるためのアドバイスとしてよく見かけるのは、

  • こんなフォームがいい
  • こんなペダリングがいい

こんなアドバイスが多いですよね?

確かにフォームやペダリングも重要なんですが、それだけを意識して練習したとしても、本当に強い力でペダルを踏めていますか?

これなんです。ここをしっかり考えないといけなんです。

フォームがこうとか、こういうペダリングにしろというのと、ペダルを強い力で踏めるかというのは、話が違ってくると思んですよね。

風が吹けば桶屋が儲かる


(葛飾北斎 富嶽三十六景より)

「風が吹けば桶屋が儲かる」なんていう諺もありますが、このようにしっかり説明をしないといけません。

一見関係がないものをしっかり説明できのるかどうか?が非常に重要です。

ロードバイクに乗るときにも

肩をこういうふうに動かしましょう

速く走れるようになります

こんなアドバイスを目にしませんか?

でも、肩とペダルって物理的に離れているので、肩の動きが速さに影響するなんて、ピンとこなくないですか?

恐らく、このアドバイスをされているトレーナーの言っていることは正しいと思います。

間違ったアドバイスをする人はいませんし、完全に自己流でトレーニングするよりアドバイスを聞いた方が良いです。

でも…

なんで肩が…?

とは思ってしまいますよね。

肩をこういうふうに動かしましょう

○○

××

♢♢

だからペダルに力が入る

ここまで説明できなかったら、なぜ速くなるのか(強い力でペダルを踏めるのか)わからないです。

盲目的に信じるのももちろんアリなんですが、どこかで成長は止まってしまいます。

自分で解釈できないと、ほかのトレーニングに生かすことができませんし、知らず知らずのうちにポイントのずれたトレーニングをしてしまう可能性もありますからね。

「強い力で踏む」

僕の場合、上記のような「肩をこのように動かすと速く走れる」というアドバイスをもらった場合、こんなふうに、理由を考えています。

「強い力で踏む」を別の言い方にすると、

  • 同じ力で踏んでいるのに疲れない踏み方
  • 足以外の筋肉を使って踏むことができる
  • 体重をペダルに乗せやすい

同じ力で踏んでいるのに疲れない踏み方

例えば、同じ力でペダルを踏んでいるのに体全体としては疲れないような踏み方ができれば、速く進めますよね。

足以外の筋肉を使って踏むことができる

あるいは、足以外の筋肉を使って踏むことができる。

ロードバイクは、基本的には足とかおしりとかの筋肉を使ってペダルを踏むわけですよね。もちろん全身の筋肉を使ってはいますが、足やおしり以外の筋肉をより効果的に使うことができたら。

先ほどの「肩をこのように動かして~」というのも、肩の動きがペダルにうまく伝わるとしたら、それは足ではなく肩の筋肉を使って踏んでいることになるので、足だけに負担が集中しなくて済むということになります。

また、足の力に加えて肩の力でも踏めるとなれば、足だけよりもより強い力でペダルを踏めることになりますね。

体重をペダルに乗せやすい

あるいは、筋肉ではなく体重がうまくペダルの上に乗っていると、60kgとか70kgの体重を推進力に加えることができます。

「肩をこういうふうに動かす」ことで、体重がうまくペダルに乗るんじゃないか?

僕の場合は、こんなふうに考えています。

どんなアドバイスでも考え方は同じ

今回は「肩の動かし方」というアドバイスを例にお伝えしていますが、これはどのようなアドバイスについても同じです。

◎◎をするのは、どのように「ペダルを強く踏む」ことに繋がるんだろう?

というふうに考えているんです。

なんでペダルを強い力で踏むことができるのか?を考える

ロードバイクで速く走れるようになるために何をしたらいいのか?については色々なアドバイスがありますが、結局は「なんでペダルを強い力で踏むことができるのか?」を考えましょう。

・肩をこう動かす
・骨盤を~
・背骨を~
・肩甲骨を~
・ハンドルの握り方
・体幹を鍛える

本当に、さまざまなアドバイスがありますが、これが「なんでペダルを強い力で踏むことができるのか?」まで自分で持っていけたほうがいいかなと思います。

プロのレースを見ていて思うこと


ツール・ド・フランスなど、プロのレースをを見ていると、

けいすけ
けいすけ
プロの選手はやっぱりきれいなフォームだなあ!

と思います。

今日の話の流れから、ただきれいなフォームなら速いのかというと、もちろんそうではないのですが…
プロのレースでは、たまに変なフォームの人が勝っていることがあります。

けいすけ
けいすけ
…えっ!?

例えば、上半身ブレブレで走っているとか。

上半身ブレブレでダメだと教わったことのある方、多いのではないでしょうか。

疲れてくると上半身がブレてきてしまって、余計に遅くなってしまうよ、とか聞いたことありませんか?

こんなふうに、ダメのお手本のような人がたまに勝っていることがあります。

受け入れなければならない事実

今まで教わってきたことと違う…と思うのはもっともですが、その人が勝っているのは事実です。受け入れなければならない事実としては、彼が一番速かったんだということ。

そして、彼が速かったということは、彼は強い力でペダルを踏めているということです。

これは絶対的な事実

なので、そういう場面に遭遇したら

なんでこんなヘンテコなフォームなのにペダルを強く踏めるんだろう?

と、ぜひ考えてみてください。

まとめ

今回は、速くなるためのアドバイスを鵜呑みにするなというテーマでお伝えしました。

ロードバイクで速く走るためには、ペダルを強い力で踏まなければなりません。

今、あなたがもらったアドバイスは、どういう理由で「ペダルへの強い力」に繋がるのか?ぜひ考えながらトレーニングしましょう。

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おおのけいすけ
挑戦は最高のエンタメ / ずっと乗りたかったロードバイクに31歳からチャレンジ / エンデューロ系の大会を中心に活動しています
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