こんにちは、おおのけいすけです。
今日は左右差について話をしていきたいと思います。
ロードバイクで左右差のことはたまに聞くと思います。パワーメーターを使っていると、左右でどれくらいのパワーが出ているのか数値としてわかりますよね。
そうすると、右の方が強いとか、左の方が強いという「左右差」がでてきます。今回はその左右差についてどう捉えたら良いのか?ぼくの考えていることをお伝えします。
左右左はできるだけ無い方がいい
左右差についてですが、ぼくは、ロードバイクについては左右差はなるべく無くす努力をした方がいいという意見です。これについて話をしていきます。
なぜそのように考えたかというと、ロードバイクはほとんど左右対称なスポーツだからです。
もちろん厳密に左右対称ということはあり得ないのですが、ほとんど左右対称なスポーツです。
他のスポーツと比較をしながら、見ていきます。
左右差が大きいスポーツ
左右差の大きいスポーツで有名どころを挙げてみると、野球、サッカー、バレーボール、テニス、バスケットボールなどです。
野球で言うと、右バッターとか左バッターってありますけど、真ん中バッターってありませんよね。
ボールも右手が左手で相手に投げますし、、左右両手で同時に投げるってことはありません。
サッカーもボールを蹴る瞬間は左右の足どちらかです。
これは競技のルール的に左右差があったり、ルール的に左右差がなくても自分の利き腕(利き足)を使った方が有利だったりするからです。
このようなスポーツは左右差があるので、どうしても左右差をなくせないし、あるいは逆に左右差を生かした戦略だったり動き方をします。
だって野球だったら右右どちらでも時速150キロのストレートを投げられる選手よりも、右腕だけ練習をして時速155キロでしかもコントロールを良くした方が断然ピッチャーとしてはいいわけです。
左右どちらか片方だけ鍛える方が普通です好成績を残せます。
左右差の少ないスポーツ
では左右差の少ないスポーツを挙げてみます。
ロードバイク、ランニング、スキーなどです。
このような左右差が少ないスポーツは基本的にまっすぐ進むようなスポーツですね。
シンプルにまっすぐ進むので、右か左どちらかに偏りがあった場合はまっすぐ進みませんし、まっすぐ進むために余計な力がかかります。
だからロードバイクにおいては左右差はなるべくなくすように努力はすべきだろうと考えています。
だから同じような力で、同じような筋力でペダルを踏む。そうすると右足と左足に疲労も分散するし、同じように力を掛ければ力の変動っていうのも少なくなるからいいだろうというのが僕の意見です。
それでも左右差は無くならない
ただし、それでも人間である以上は左右差はなくなりません。
それにロードバイクという機械自体にも左右差はあります。ギアは右側に着いているし、どうしても利き腕利き足があるので、パワーの出方も違います。利き足なら繊細な動きもできます。
骨格はだいたい同じですが、それでも左右の足で1mmくらいは長さが違ったりもします。
なので左右差はゼロにはならないので、なくす努力はすべきですけど、最終的には付き合っていくということになります。
ロードバイクのセッティングでカバーをしたりすることもできますが、この辺かなり微妙ですよね。例えば足の長さが1ミリ違ったらクリートに1ミリのスペーサーをいれる。これくらいならできるかも知れませんが、それ以上のセッティングを変えることはなかなか難しいです。
左右のパワーが違う場合にどれぐらいどっちのセッティングを変えたらいいのかってなかなか難しいので、セッティングでカバーするとは言いつつも、ちょっと実際難しいのかなと思います。
だから僕は左右のセッティングを変えたりはしていません。
実は左右差は気にしなくて良い説
左右差に付き合いましょうと言いつつも、実はそんなに気にしなくても良いのではないかと思っています。
左右差はある、無くす努力をすべき、無くせない左右差については付き合う。これだけで十分です。
なぜかというと、左右差がよほど致命的になった選手を見たことが無いからです。
こういう人いるかな?って考えて欲しいんですけど、例えば滅茶苦茶ロードバイクのトレーニングをしている人がいて、体脂肪率もかなり低い。筋肉もある。有酸素運動の能力もめちゃくちゃ高い。だけど、左右差がどうしても消えなくて僕はロードバイク遅いんですって言う人がいますか?
逆にこんな人はいますか?筋肉は中途半端だし、体重もそこそこある、持久力もそんなにないけど、左右差だけは完璧になくしますなくしました。左右差がなくなったおかげで、僕はものすごく速くなりました!っていう人もいませんよね。(いたらゴメンナサイ)
クリスフルームは左右差がものすごく大きいという噂ですが、それでもツールドフランスで勝っています。
左右差ってこれくらいのことだと思っています。
まとめ
ということで今回は左右差についての記事でした。ロードバイクのような真っ直ぐ進む競技は左右差がない方がいいので、左右差についてはなくす努力をしつつも、最終的にはあまり気にしないというくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
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