こんにちは。けいすけです。
今日は、ディスクブレーキのことについて、話してみたいと思います。
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ディスクブレーキのメリットを解説します
ディスクブレーキとリムブレーキがある中で、最近ディスクブレーキが増えてきています。
以前、ディスクブレーキのメリットについて解説をしました。
ここで、改めてまたディスクブレーキのメリットについて、話をしてみたいと思います。
色々な人と話をしている中で、
「ディスクブレーキは良いですか?」
「リムブレーキからディスクブレーキへ替えようと思っているのですが…」
という方がよくいます。
なので、皆さんが結構興味があることなのかな?
と思うので、今回は、ディスクブレーキのメリットとデメリットについて話をしていきます。
僕は、リムブレーキとディスクブレーキを両方使用しています。
ちなみに、リムブレーキは、SORAのリムブレーキを、ディスクブレーキは、105の油圧ディスクブレーキです。
この2つを使ってみて、どちらがどのように良い所があるのか?
僕が感じたことを話していきます。
結果的にどちらが良いのか?
と言うと、僕はディスクブレーキをかなりオススメします。
ちなみに僕が、次にロードバイクを購入するのであれば、絶対にディスクブレーキを選びます。
検討の余地がないくらいに、ディスクブレーキを買います。
これから、メリットやデメリットを話していきます。
もちろん、良いところや悪いところもありますが、それを差し引いても、ディスクブレーキのメリットは大きいです。
なので、やはりディスクブレーキをオススメします。
これは、あくまでも一個人の考え方になりますので、参考にするという程度でみてもらえたらと思います。
では、内容に入っていきます。
そもそもリムブレーキには無理がある
メリットとデメリットを話す前に、僕は、そもそもリムブレーキには少し無理があるのではないか?
と思っています。
リムブレーキの何が良くないのか?
というと、リムは、まずホイールの構造を支えてくれるものです。
なので、リムは削れないでほしい部材です。
なぜならば、削れてどんどんと薄くなってしまうと、強度などが落ちてしまいます。
けれど、リムをブレーキとして見た場合に、ブレーキは摩擦で回転を止めるものになります。
摩擦が起きるということは、そこで少しずつ削れてしまいます。
なので、摩擦で削れることでスピードを落としていくので、ブレーキとして見る場合には少しずつ削れて欲しいというところです。
というように、削れて欲しい部分と削れて欲しくない部分という相反する2つが共存しているので、そもそもリムブレーキは元々おかしなことをやっているのです。
そこにディスクブレーキが出てきました。
ディスクブレーキは、リムとディスクが別々に分かれているので、この矛盾がなくなるわけです。
ディスクはディスクでしっかりと削れるようなものになっていますし、リムはそのように削られる心配がありません。
そのようなことも含めて、これから、ディスクブレーキ全体のメリットやデメリットについて話をしていきます。
メリット
ディスクブレーキのメリットは、だいたいこの2つかなと思います。
ブレーキが圧倒的に軽い
まずは、ブレーキを引いたときの感覚が圧倒的に軽いです!
これが最大のメリットです。
ブレーキを引くときに、リムブレーキの場合には、やはりある程度の力が必要になります。
僕は男ですし、それなりに力がある方だと思っているので、リムブレーキでも困ったことは全く無いです。
ヒルクライムが終わった後の下りでも、少し手は疲れますが、ブレーキをかければ止まりますし、全く問題はありませんでした。
けれど、ディスクブレーキに換えてみたところ、それがすごく弱い力だったとしてもブレーキをかけて減速をすることができるのです。
なので、下りのときのブレーキがすごくラクになりました。
ディスクブレーキは、特に下りでのブレーキングで効果を感じます。
「こんなに弱い力で引いても、きちんと止まるのか!」
と本当にビックリしました。
これが、圧倒的なメリットです。
長時間乗っていて最後の方で疲れてきたとしても、弱い力でしっかりとブレーキがかかるということは、最大のメリットだと思います。
けれど、弱い力でブレーキがかかるということは、反対に、間違えて少し引いてしまったときにロックしてしまわないのか?
と心配をされるかもしれません。
けれど、それはありません。
きちんと、Shimanoが設計するときに、そのようなブレーキの引き間違いがないように設定してあるのだと思います(僕は作ったわけではないので分からないのですが…)。
いきなりロックしてしまうようなことはありません。
なので、単純にこのブレーキが圧倒的に軽い!
ということは、それだけですごいメリットになってきます。
太いタイヤを装着できる
次にもう1つ、太いタイヤが装着できるというメリットがあります。
少し前までは、ロードバイクは幅の基準が23mmというものが多かったのですが、現在は25mmが主流ですし、物によっては、28mmや32mmなどというものも出てきています。
ちなみに僕は、25Cしか履いたことがないので、これについては一般論としてしか紹介はできません。
けれど、太いタイヤというのは、コーナーや悪路であっても、安定性に寄与します。
これは、これでメリットがあります。
ただし、少し重くなってしまう…などのデメリットもあります。
けれど、現在であればたいたい25Cが標準かなというところで、さらに大きなタイヤを着けようとしたときに、リムブレーキでは少しブレーキの部分が狭くなってしまいます。
タイヤの外周のあたりにブレーキパッドなどを着けるので、そこがなかなか広くしにくいということがあります。
これをディスクブレーキにすることで、太いタイヤも装着することができるようになります。
このようにタイヤを選ぶ幅が広がるというメリットが出てきます。
もう一度言いますが、僕は25Cしか履いたことがないので、このメリットについては享受したことはありません。
けれど、このように太いタイヤを装着できるというメリットがあります。
デメリット
念のために、デメリットを説明しておきます。
ただし、このブレーキが圧倒的に軽い!
というメリットが大きすぎて、これから話すデメリットを全て足したとしても、やはりディスクブレーキの方が良いと思います。
どのようなことがデメリットか?
というと、調整がシビアだということと、これまでになかったような工具が必要になってくるということなどです。
ブレーキとパッドのクリアランスが狭いので調整がシビア
リムブレーキは、ブレーキ面とリムの間のクリアランス(幅)が結構広くなっています。
けれど、ディスクブレーキは、この幅がすごく狭いです。
ブレーキディスクとパッドの間がすごく狭いので、ここをぴったりと合わせる調整をすることが結構大変になります。
もし、ロードバイクを初めてやるという方には、ディスクブレーキの調整をすることは、ほぼ無理だと思います。
けれど、その調整はきちんと購入したお店で調整をしてもらえば良いので、これはそれほど問題ではないと思います。
調整のためのツールが必要
それから、いくつかツールが必要になってきます。
これまでは、リムブレーキだったので必要が無かったのですが、ディスクブレーキにすることで必要になってくる工具、ツールが出てきます。
そのツールは、だいたいこの3つです。
・ロックリング回し
・ブレーキディスクを曲げるヤツ(ローターレンチ?)
・ブレーキオイルの入れ替えをするともっと必要
1つは、ロックリング回しです。
ホイールのハブの部分にブレーキのディスクの部分を装着するときに、ロックリングで回すので、その際に必要になります。
これは、リアホイールのスプロケットをはめるロックリングと同じなので、持っている方は多いと思います。
持っていない人は、購入した方が良いです。
2つ目が、ブレーキディスクを曲げるやつです。
スミマセン、正確な名前がわかりません。
ブレーキのディスクは、結構曲がっていることが多いです。
回すときに、ブレーキのパッドとディスクが擦ってしまっていて、上げて戻すということがありますが、これが結構シビアで、専用の工具で作業をした方が良いです。
それほど、高価なものではなく、千円くらいで購入することができます。
このように、ブレーキのディスクを曲げるものが必要になります。
あとは、これは僕は持っていませんが、ブレーキオイルの入れ替えを自分でやろうとすると、オイルやオイルを受けるものが必要になってきます。
このように、オイルの入れ替えをしようとすると、さらに工具が必要になってきます。
というように、結構色々なものが必要になってきます。
何かと部品にお金がかかる
他にも、何かとお金が必要になってきます。
リムブレーキの場合には、ブレーキ面とリムが一体化していたのがデメリットだったのですが、それがある意味、費用的にはメリットになっていました。
一体になっているので、その分、お金が掛からなくなっていました。
それが分かれてしまったことにより、ブレーキディスクや、ブレーキディスクを固定するためのロックリングが必要になったり、または、輪行するときにパッドの間に何かを挟んでおかないとパッドが閉まってしまうので、輪行するときに何か挟むものなどが必要になってきます。
なので、何かとパーツやツールが必要になってくるというのが、ディスクブレーキです。
ただし、これは2か月に1度のメンテナンスの際に必要になるくらいであって、普段乗っている分に関しては、リムブレーキとほとんど同じような使い方をすることができます。
こんな場合は?
ここで念のために、よくある意見として、このような意見があると思います。
「持っているホイールが全てリムブレーキなので、新しいディスクブレーキのフレームを購入してしまうと、今までのタイヤが使えなくなる為、ディスクブレーキに替えることを少しためらっています」
このような意見に対して、これから話すことは、あくまでも僕の意見ですので参考程度に聞いてください。
いずれは、ほとんど全てのロードバイクが全てディスクブレーキになります。
なので、乗り替えるのであれば、早めの方が良いですよ!
ということです。
もし仮に、あなたが現在、リムブレーキのホイールをたくさん持っているために、ディスクブレーキに乗り替えることが難しかったとしても、いずれ全てがディスクブレーキに替わります。
であれば、早い内に替えておいた方が良いですよ。
ということです。
このようなことを、サンクコスト効果と言います。
サンクコスト効果 サンク=沈む
現在持っているホイールが無駄か?
というと決して無駄ではありません。
けれど、やはり新しいものに切り替えようとすると、その古いものは捨てたりしなければならなくなります。
それがもったいないということは、確かにその通りなのですが、ただし、世の中の流れとして、ディスクブレーキに替わっていくものなので、どこかでごそっと替えなくてはいけないときが必ず来ます。
であれば早い方が良いですよね?
ということが僕の意見です。
それでも敢えてリムブレーキが良い場合は
念のために、それでも敢えてリムブレーキが良いような場合があるので、それを考えてみます。
すると、やはりプロのレースくらいしかないのかな?
と思います。
例えば、プロのレースで、ほとんど登り基調で下りが少ないのであれば、それだけブレーキを握る回数も少なくなります。
また、ディスクブレーキの方が、現在のところはどうしても重くなってしまうので、プロのレースの登りであれば、とことん軽い方が有利になります。
他にも、道幅が狭くてサポートカーが入れないときには、パンクをしてしまった際に、どうしてもホイールの入れ替えなどに時間がかかってしまいます。
このような登り基調で周りにサポートが少ないときに、もしパンクをしてしまったとしたら、ディスクブレーキの場合にはスルーアクセルになってしまうのでタイヤ交換などに時間がかかり、一気に遅れてしまうというリスクが発生します。
それを避けたいのであれば、クイックリリースがすぐにできるリムブレーキの方が良いかもしれません。
けれど、これはプロのレースにおける極一部の状況です。
プロのレースでも、それほど登りでない限りは、かなり多くの選手がディスクブレーキを使用しています。
まとめ
ということで、今回はディスクブレーキについて話しました。
ディスクブレーキは、実際に使用してみるとかなりオススメです。
是非、次の1台を購入するときなどには、ディスクブレーキを考えてみると良いと思います。
話しているだけでは、なかなかブレーキのフィーリングは伝わりにくいと思います。
けれど、実際に乗ってみると、ものすごくメリットを感じました。
なので、是非考えてみてください。
では、今回は終わりにします。
ありがとうございました。
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