みなさんこんにちは。けいすけ(Twitter、Instagram)です。
「剛性が高すぎるロードバイクは、疲れやすい」「踏みすぎてすぐに疲れてしまう」と言うことを聞いたりします。
なぜでしょうか?剛性が高いと言うことはそれだけエネルギーの伝達には適しているので、工学的な常識から考えれば疲れにくいはずです。
にも関わらず「剛性高い=疲れやすい」と言われています。そして調べてみても自分で納得できる答が見つからなかったので、自分で考えてみることにしました。
「剛性が高い=疲れやすい」はおそらく真実
まず議論のスタート地点ですが、剛性が高い=疲れやすいは真実であると考えています。
これほど多くの人に語られていていることが実はプラシーボでした!と言う事は考えにくいです。
そして、工学的な常識として「剛性が高い=エネルギーの伝達効率が良い」という事も真実です。
つまり最終的な答は「剛性が高ければエネルギーの伝達効率が良いのに疲れやすいとい」です。
コレが一体どういうことなのか考えていきます。
剛性が高いとエネルギーの伝達効率が高い
これだけ聞くと、剛性がたかければより少ないエネルギーで走る事ができるので、疲れにくいハズです。
実際その通りです。剛性が高ければ機械的には絶対に少ないエネルギーで走る事ができます。
剛性が高いと言う事は、力が加わったときに変形しにくいと言う事です。
そして変形すると言うことは、変形した部分にエネルギーが蓄えられると言う事です。
「変形した部分にエネルギーが蓄えられる」と言う事のわかりやすい例は輪ゴムです。
輪ゴムが変形してびよーーーんと伸びるとエネルギーが蓄えられています。
剛性が高いと疲れるとは?
剛性が高いとエネルギーの伝達効率は上がります。しかし見落としてはならないのが「剛性が上がると変形しにくい」という点です。
たとえばアスファルト(剛性が高い)の上を木の下駄(剛性が高い)で歩けばエネルギーの伝達はよさそうですよね。
実際良いでしょう。でも、疲れるような気がしませんか?
下駄であるけばカランコロンと足を地面に接地するだけで衝撃が足に加わります。そしてとても疲れそうですよね。
剛性の高いロードバイクもこれと同じです。
剛性の高いロードバイクは確かにエネルギーの伝達効率は良いです。しかし、衝撃が体に跳ね返ってきてしまいます。
これが「疲れる」という事の正体です。もうちょっと正確に言うと、「衝撃に体が耐えられずに痛みだす」という事になります。
よく「踏みすぎて疲れる」と言われたりしますが、人間の感覚的にはいいのかも知れませんが、工学的には誤解のある表現だとおもいます。
「衝撃に体が耐えられずに痛みだす」がこの記事を書いていてしっくりきました。
何か対策はあるのか?
でも結局剛性の高いロードバイクはエネルギーの伝達効率が高いのだから、それだけで有利な気がします。
うまく衝撃に耐えられたり、何か別の方法を使って衝撃を逃がしてあげればいいような気もします。
上手く衝撃に耐える方法がペダリングの練習です
急激にペダルを踏んでしまったりすると、やはり大きな衝撃が足に加わります。
この衝撃を可能な限り小さくするためにもしっかりとしたペダリングを身につけていきたいですね。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回は「剛性が高いと踏みすぎて疲れる」という事をぼくなりに解説しました。
実際に剛性が高いロードバイクは疲れやすいのだとおもいます。
しかし、正しく表現するならば「衝撃に体が耐えられずに痛みだす」になります。
皆さんも剛性の高いロードバイクに乗ったときは気をつけて考えてみてください。
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