こんにちは、けいすけです。
今回は才能と言うものについて解説してみます。
才能とか努力ってたまに議論になるじゃないですか。
「あの人は天才だ!」とか、
「努力の人だ!」とか
ほとんどこんな議論に意味は無いと思うんですよ。
とりあえず努力は置いておいて、ここでは才能についてとりあつかいます。
僕は才能の事をこんな風に捉えています
「今(当時)の科学では解明されていない事を分かっている人」のことを才能がある人と言っているんだとおもいます。
100mの世界記録を例にして説明してみます。
100mの世界記録は1912年から始まります。
記録は10秒6です。(ストックホルム五輪 ドナルド・リッピンコット)
このリッピンコットさんはさぞかし才能のあった人でしょう。
才能があったから世界で一番速かったわけです。
では現在の世界記録ですが、みなさんご存じのウサインボルトです。
記録は9秒58です。 (ベルリン 世界陸上 ウサイン・ボルト)
ウサイン・ボルトは才能があったのでしょうか?もちろんあります。
だから世界一になれたんです。
ではリッピンコットの10秒6という記録に注目してみると、今のタイムにしてみては大したことないんですよね。
高校生のインターハイだったら、ほぼ間違いなくこの10秒6を切ってくる選手が優勝します。
このドナルド・リッピンコットが才能あったとしても高校生以下の実力なのです。
ではこの才能とは何なのでしょうか。
当時の科学で解明できていないことができる人が才能がある人
100年前のドナルド・リッピンコットは間違い無く才能がありましたが、実力で言うと今の高校生以下です。
ではなぜ才能があったと断言できるかというと、当時は彼より速く走れる人はいなかった訳です。
100年前はどうやって速く走るかわからなかったわけです。
そんな中で、ドナルド・リッピンコットは10秒6で100mを走る事ができたのです。
どうすれば速く走れるのかを明確に分かっていたのかも知れませんし、
無意識的に速く走る方法を実践していたのかも知れません。
少なくとも周りの100m走の選手よりは速く走る方法を知っていて、一番実践できていました。
だから世界記録を樹立できたのです。
そうしている内に、トレーニング方法は進歩してきます。
いろんな選手が色々練習している内に「こんな練習をしたら速くなれるぞ!」とか「研究の結果こうすれば良いことが分かった!」とか
色々分かってくるわけです。
そうしているうちに、いろいろな人のスピードが上がってきて、やがてドナルド・リッピンコットのスピードを遙かに上回る選手が出てきます。
同じ事はウサイン・ボルトにも当てはまります。
いずれ時代が進んで科学が進歩すれば、ウサイン・ボルトがなぜ速いのか?どうすれば彼と同じくらいの速さで走れるのか分かってくるでしょう。
そうするとウサイン・ボルトの才能は科学で解明されたことになります。
まとめ
ということで、才能があるかないかと言われると、才能はあるとおもいます。
その当時の科学で解明されていないものを呼ぶときに、都合のいい呼び方として「才能」と呼んでいるわけです。
いずれ才能というのは科学に解明されて、その時点で才能ではなくなります。
才能はいずれは、再現性がある練習方法などに落ち着いていくはずです。
だから最終的には才能なんてないという言い方もできるわけですね。
ということで今日はここまで。
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