こんにちは。けいすけです。
今日は、「逃げ」のメリットについて説明していきます。
「逃げ」ってロードレースではよくあるので、聞いたことがあると思います。
ロードレースにおける「逃げ」とはどのようなものか?
どんなメリットがあるのか?
それについて説明していきたいと思います。
動画をみる
ロードレースにおける「逃げ」とは
アマチュアのレースなどではあまりそのような作戦はないのですが、プロのロードレースを見ると、チーム戦でしっかり色々と考えてきているので逃げたりするということがあります。
「逃げ」というのは、1人~数名で集団を飛び出してゴールを目指すというものです。
少数の逃げ集団(1人の場合もありますが)の「逃げ」と、追いかけるメイン集団という2つに分かれてレースが展開するということがあります。
ロードレースだと、この「逃げ」という展開になることが結構多いです。
では、「逃げる」ことでどのようなメリットがあるのか?
もちろん、逃げることによってメリット以外にも色々とあるのですが、今回はまずメリットから説明していきます。
メリット
[1]そのまま勝てるかもしれない
まずそのまま勝てるかもしれないということです。
もちろん、これは確率は低いです。
少数の逃げ集団よりも、大人数で追いかけるメイン集団の方が空気抵抗が少なくなって、みんなが風除けになってくれるので体力を温存でき、レース終盤で逃げ集団を吸収するということが多いです。
そのまま勝てるかもしれないというのは、やはり確率は低いのですが可能性はあります。
ほとんどはメイン集団に吸収されるのですが、ときどき逃げ切ることもあるので、逃げてそのまま勝てるかもしれないという作戦があります。
その確率はだいたい5回に1回とか、6回に1回とかですかね。
それくらいの確率で、そのまま勝てることがあるので逃げるという作戦をとる場合があります。
[2]メイン集団のチームメイトは体力温存できる
メリット2は、メイン集団のチームメイトは体力温存できるということです。
逃げているのが自分のチームメイトである場合、そのままメイン集団が追い付かなければ逃げ集団が勝つわけです。
もし、自分のチームメイトが逃げているのであれば、はっきり言って他のメンバーはメイン集団を引っ張る必要は全くないです。
逆にメイン集団が遅くなってくれた方が、逃げている人が有利なので良いわけです。
ということは、逃げている逃げ集団の中に自分のチームメイトがいたら、その他のチームメイトはメイン集団を引く必要はないです。
つまり体力が温存できるということです。
メイン集団といえども、先頭の人は風をきって走らなければいけないので非常に大変です。
けれど、それをしなくても良いというのであれば体力を温存できますよね。
メイン集団はおおよそは逃げ集団を吸収するのですが、そのときにチームメイトがメイン集団を引っ張らなくても良いということになると、相当フレッシュな状態をキープできます。
メイン集団が逃げ集団を吸収した後に、また色々な作戦の展開があると思いますが、そのときにフレッシュな状態で戦いに挑むことができるというメリットがあります。
逆にいうと、逃げ集団にチームメイトを送り込むということは、メイン集団のチームメイトが1人少なくなってしまうということがあるので、その意味で人数的に少し不利になるということはあります。
しかし、体力的には有利になるというメリットがあります。
[3]高度な作戦に発展する場合がある
メリット3として、「逃げ」から高度な作戦へ展開する場合があります。
「逃げ」の先頭集団の中にチームメイトがいたからこそできる作戦があります。
例えば「前待ち」という作戦があって、こういう作戦です。
先頭集団に、1人アシストを送り込んでおきます。
頃合いを見計らって、メイン集団からエースがアタックします。
エースが1人でメイン集団から飛び出して、「そんなんじゃ無理だろう」などと思われていると、なんとこの先頭集団からわざとアシストが遅れてきてエースを待ちます。
そしてエースと合流して2人の集団になります。
2人で協力しながら走るのは、かなり有利になります。
先頭集団からわざと遅れたアシストと、メイン集団から飛び出したエースが2人で合流してゴールを目指すという作戦です。
こういう風に「逃げ」からさらに別の作戦に移行することもあります。
[4]目立つ、宣伝効果
メリット4.「逃げる」と目立ちます。
「逃げる」と先頭にいるため、カメラに映りやすくなります。
テレビ中継に映りやすいため、スポンサーの宣伝になったりします。
「逃げる」ということはスポンサーの宣伝効果としてとても大事です。
レースに勝てるか勝てないかということも大事なんですが、スポンサーのようにビジネスでお金をまわすところはしっかりとまわして、このサイクルロードレースがしっかりとビジネス的に運営できるということは、それはとても大事なことです。
なので、「逃げ」は目立つことやテレビに映ることなど、宣伝効果としても非常に大事です。
まとめ
とうことで、このメリット4つを上げさせて頂きました。
こういうメリットを考えながらレースを見ると、ロードレースの見方も変わって来るのでは?と思います。
それでは今日はこれで終わりになります。
ありがとうございました。
ブログで発信しているよりも深い事をメルマガで発信しています。
31歳からロードバイクを始めてここまで上達した秘訣や、
新しく考えた事や、うまくまとまらなくてブログに書けないことなどは、先にメルマガに書くことにしています。
無料メルマガなのでぜひ登録してください。