考えた

ロードレースでの集団前方と後方の違い

こんにちは。けいすけです。

ロードバイクに乗っていて、レースなどで集団になると思います。

今回は、その「集団の前方と後方では、どちらが良いのか?」と言うことについて話していきます。

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集団走行では、どのあたりを走れば良いのか?

これは、どっちが絶対に正解!と言うことはありません

ただし、どこを走ればどのようなメリットがあるのか?

どこを走れば良いのか?

など、やはり気になりますよね。

集団はやはり大きいので、前の方にいたり、後ろの方にいたりで全然走り方などが変わってきます

集団の中では、前の方や真ん中など…本当に色々な位置があると思います。

そこで大きくざっくり、前方と後方ということに分けてみて、とにかく一番前の方にいるのと、一番後ろの方にいるのとでは、どういう違いがあるのか?

ということを話してみたいと思います。

集団前方の場合

では集団の前の方にいた場合は、どういうメリットがあるのか?

あと、どういうデメリットがあるのか?

について話していきたいと思います。

メリット

前にいた方が良いメリットは、やはりこれですね。

ゴールに近い!

まずは、後ろにいるより絶対的にゴールに近いです。

そこから「よーいドン!!」となった場合には、当然前の方が後ろよりは有利なわけです。

勝ちたい場合には、レースの途中で集団の後ろや真ん中にいたとしても、最終的には絶対に前の方へに行かないといけません。

つまり、集団の前にいた方がゴールに近いということは、大きなメリットです。

次に、落車に巻き込まれにくいということです。

レース中には、自分以外の人が落車をして、その結果、自分も巻き込まれて落車をしてしまうということが当然あります。

集団の前の方にいれば、自然に自分の前にいる人数が減っていきます。

前にいる人数が少なければ、それだけ落車する確率も低くなってきます

また、前の方にいると言うことは、やはり前方の視野が確保しやすいです。

人がごちゃごちゃいる後方よりも、前の方にいると、きちんとコースなどを見ることができます

なので、それだけ落車しにくくなります

あとは、中切のリスクが減ります

いくら前の方にいたとしても、前の数人が飛び出してしまって追い付けないということもあります。

それでも前の方にいれば、自分よりも前にいる人の人数が少ないので、それだけ中切のリスクは減ります

あと、このようなメリットもあります。

コーナーへ入る場合、急なコーナーの場合には、やはりブレーキで減速をします。

集団の後ろの方にいればいるほど、本当に止まるところまで(足を着いてしまうことはあまりないのですが、足を着くギリギリくらいまで)、ブレーキで減速をするということがやはり結構あります。

集団の前の方にいればいるほど、その減速は少なくて済みます

他にも、先頭交代でスピードの調整ができます

やはり集団の前の方にいるということは、それだけ先頭交代をして先頭を引くことがあるわけです。

先頭を引くということは、引いている間は自分がペースを作れるのでペースを上げるとか、ペースを下げるとか、そういう調整ができるようになります。

あと、登りが苦手な人にもメリットがあります。

先頭で登りに入ると、ジワジワと順位を落とすことでパワーを節約できることがあります。

例えば登りに入る前までは、先頭を引いていて、登りになった際に先頭交代をします。

次の人へバトンタッチをした後に、少しづつパワーを弱くしていき、少しづつ順位を落としていきます。

そして、登りきったところで、集団の真ん中くらいまで落ちていくような、そういう登り方があります。

そうすると、山を登り切ったときには順位を落とすのですが、山を登るときにパワーを節約することができます

特に、

平坦は得意なんだけれど、少し登りは苦手だな…」、

登りであまりパワーを使いたくないな

というときには、こういう方法が有効だったりします。

こういうところで、少しづつエネルギーを節約するということは大事だと思います

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デメリット

では、デメリットについても話していきます。

先頭の前の方にいるということは、やはり先頭交代にどうしても加わる可能性が高いです。

そうすると、その分エネルギーを使うことが多くなります

前の方にいると、やはり

引けよ

と言う形になるので、エネルギーを使うことが多くなります

それから、集団にいれば割と空気抵抗は少ないのですが、それでも集団の中での先頭というのは集団の中としては風を受けやすいです。

なので、真ん中や後ろの方に比べると若干空気抵抗が大きくなります

あとは、集団の位置取りに注意していないと、すぐに後ろへ下がりやすくなります

集団の前の方にいる人というのは、みんな前の方にいたいわけです。

なので、少しでも隙間があると、すぐにそこへ入ってこようとするので、当然そうならないように前との距離は詰めておく必要があります。

それが、例えば、前との距離がある程度空いてしまうと、その空いているところに、安全を確認してからスルッと入ってくると言う人がやはりいます。

そうすると自分の順位が下がってしまう…ということの連続です。

なので、自分の位置取りには十分に注意をしていないと、どんどんどんどん…後ろの方へ下がって行ってしまいます。

集団の前の方にいるということは、結構周りに注意を払っていないといけないです。

まあ、頭を使うということですよね。

そういうことになります。

これが僕が感じた、集団の前の方にいるメリットとデメリットです。

集団後方の場合

次は、後方の方へ行ってみます。

集団の後方の方にいるときのメリットです。

メリット

まずは、位置取りを気にする必要がないということです。

一番後ろにいるということは、自分の後ろにはあまり人がいません。

全くいないわけではありませんが、ほとんどいないので、これ以上抜かされる必要がありません。

なので、ただ前だけを見て、前との間隔をどうしようかな?

など、そういうことだけを気を付けていれば良いです。

つまり、位置取りについては、後方の方にいればあまり気にする必要がありません

なので、気が楽です。

結構、僕はこれが好きです。

走っているときに、横の人との距離などを考えてピリピリして走るのはあまり好きではありません

僕はこの理由で、集団の後ろの方にいるということが、結構好きです

また、集団の後ろの方は、前方と比べるとかなり風の抵抗が少ないです。

これも一つのメリットです。

他にも、コーナーでどちらにしろ詰まってしまうので、後方にいるのも有りだと思います。

少しキツいコーナーに入るときには、もうみんなブレーキを掛けます。

その集団の前方にいる何人か以外は全員ブレーキを掛けて、ほとんど止まるようになってしまうくらいのキツいコーナーがあります。

そういうときには、ほぼみんなが止まります。

そういうコーナーがあると、もうどこにいても同じだと僕は思います。

それならば最初から、後方でゆっくりと走って、コーナーでみんなが詰まっているところへ、ちょっと遅れてやっと追いつきましたよ!というくらいで走るということも有りではないか?

と思います。

それから、後ろにいるということは、集団の状態をよく見ることができます

後ろから、ある程度集団の状態を確認しながら、

「今、こういう状況なんだな」

ということを確認しながら走るということも一つの手段です

以上が、集団後方のメリットでした。

デメリット

次は、デメリットについて話していきます。

これは、ちょっと自分ではコントロールできないのですが、どうしても落車に巻き込まれやすくなります

集団のほとんどの人が自分より前にいるわけなので、そこで一人でも落車をしてしまうと、もうその人よりも後ろの人は全部落車に巻き込まれてしまいます。

そして、たとえ直接接触はしなかったとしても、大ブレーキになってしまったりします。

これは、やはりどうしようもありません。

集団の後ろで走る以上、どうしてもこの危険はあります

それから中切です。

これもやはり、自分ではどうしてもコントロールできないことです。

どこかで切れてしまうと、まずは集団の中で、自分が中切したところまで上がっていかないといけません。

また、中切をしてから、再度前の集団へ追いつくために、更に足を使わなければ行けません。

このように、中切をしてしまうと、やはりなかなか大変です。

しかも、中切は自分がどれほど頑張っても、別の人が中切させるわけですから自分ではコントロールできません

このように中切が起きてしまったときには、結構大変になります

あとは、結構狭いコースだったり、入り込んでいたりすると、先頭が見えないということがあります。

何が起こっているのか?はっきりとわからない間に、実は落車が起きていて、ブレーキや中切があったとします。

そうすると、もうそこで、なんだかよくわからない内にレースが終わってしまった…、ということがあったりもします。

それから、もう一つ、これは結構コースにも寄るのですが、ストップ&ゴーが多いコースになると、強烈なインターバルが掛かっていて、後ろにいればいるほど、体力を使ってしまうということがあります。

集団の後ろにいることのメリットは、集団の後ろだと本当に空気抵抗が小さくなるということがあります。

コースによっては、これは本当にメリットです。

けれど、コースに寄っては、このメリットがほとんどなくなってしまうことがあります。

コースに寄っては、コーナーなどで集団が詰まり、その後一気に加速する。

そうすると集団が一気に縦に伸びて、それを追いかけるために、すごく速いスピードで走って、加速しなければいけない。

そのように、ものすごいインターバルが掛かって辛いということがあります。

なので、こういうコースでは、さっさと前の方に上がってしまうということが良いです

はっきりと言って、こういう状況で後ろの方で走るというのは辛いです。

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まとめ

ということで、今回は集団の前方と後方でのメリットとデメリットについて話しました。

ちなみに僕は、ゆっくりと走れるということもあって、集団の後ろの方が好きです

色々なレースでは、だいたい集団の後ろの方でゆっくりとしていることが多いです。

集団の前方と後方では、こういうメリットとデメリットがあるということです。

【前方】
〈メリット〉
・ゴールに近い
・落車に巻き込まれにくい
・中切のリスクが減る
・本当に前の方であれば、急コーナーでもブレーキをあまりかけないで済む
・先頭交代でスピード調整ができる
・先頭で登りに入れば、じわじわ順位を落とすことでパワーを節約できる

〈デメリット〉
・先頭交代に加わるのでエネルギーを使う
・若干空気抵抗が大きい
・位置取りに注意していないとすぐに後ろに下がってしまう

【後方】
〈メリット〉
・位置取りを気にする必要が無い
・空気抵抗が本当に小さい
・コーナーなどで詰まるなら、後方でゆっくり走るのも有り
・ある程度周囲の状況を確認しながら走れる

〈デメリット〉
・落車に巻き込まれやすい
・中切のリスク
・先頭が見えないことがあるので、何が起こっているのか分からないことがある
・ストップ&ゴーが多いコースだと強烈なインターバルが掛かって辛い

是非、参考にしてみて下さい。

では、今回は終わりにします。

ありがとうございました。

ABOUT ME
おおのけいすけ
挑戦は最高のエンタメ / ずっと乗りたかったロードバイクに31歳からチャレンジ / エンデューロ系の大会を中心に活動しています
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