こんにちは。けいすけです。
今日はパワーウェイトレシオ(PWR)を解説していきます。
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パワーウェイトレシオ(PWR)
パワーと体重の比
パワーウェイトレシオとは読んで字のごとくなのですが、パワーと体重の比のことをいいます。
自分の体重のことですね。
機材の体重を入れないことがロードバイクの中ではよくあることですが、実際山を登ろうと思うと、自分のパワーと体重と機材(体重+機材)を合わせないと意味がないと思うんですね。でも、何故かこの指標が使われているところって見たことがなくてパワーと体重だけで機材の重さは使わないのですが…。
速さを計る一つの目安
パワーと体重の比は、速さを計るための一つの目安になるのでよく使われますね。
つまり、「軽いわりにめちゃくちゃパワーが出ればそれは速いよね」ということなんです。
FTP300Wの人とFTP250Wの人、どちらが速い?
例えばFTP300Wの人と、FTP250Wの人、どっちが速いでしょう?
これだけの情報だと、このように思う方は多いと思います。
では、例えばFTP300Wの人は体重が70㎏、FTP250Wの人は体重が50㎏だったらどうでしょうか。
これだったら分からないですよね。
平地だけじゃなくて上りもあったら絶対体重50㎏の方が速いし、全く上りがないコースってないと思うので、アップダウンがあったりして。あと、加速するときにも体重50㎏の方が加速しやすいですね。
このような時に、パワーウェイトレシオという指標を使います。
今回のケースをパワーウェイトレシオで表すと、
- FTP300W体重70㎏:PWR4.3
- FTP250W体重50㎏:PWR5
になります。
ではどちらが速いのかというと、上りだったらFTP250W体重50㎏の方が速いかもしれないし、平坦な道しかなかったらFTP300W70㎏の人の方が速いかもしれない。
という具合に一つの目安になるわけです。
体重が重い人ほど筋肉がついているのでパワーが出る
パワーが出るのかどうかは体重が関わっています。
体重が重い人ほど筋肉がついているので当然パワーが出るわけですね。
だから、体重が70㎏と50㎏だったらだいたいの場合は体重70㎏の方がパワーが出たりします。
PWRの数値が大きいと、体重の割に大きなパワーを出すことが出来る
パワーウェイトレシオに直すと、この数値が大きいときは体重の割に大きなパワーを出すことが出来ます。
どんな場面で有効な指標か?
どんなときに有効になるのかというと、特にヒルクライムですね。
重力に打ち勝つためには体重が軽い割にパワーが出るとスイスイ上れるので、意外と体重が軽い女性や男性でも体重が軽くてあまり筋肉がついていないなという方が、スーッと山を上っていって僕はついていけなかったりすることがあります。
というように、ヒルクライムだと全体的なパワーというよりはパワーウェイトレシオを見れば一つの速さの指標になるわけですね。
どれくらいの数字になるの?
どのくらいの数字になるの?と気になるところだと思いますが、完全に僕の主観なのでこんなものかと思って見てください。
- プロ 5.5~6以上
- すごいアマチュア 5~5.5
- 結構速い 4~5
- 結構トレーニングしている 3.5~4
- ちょっとトレーニングしている 3~3.5
- ロードバイクはじめました! 2~3
ロードバイクを始めました!というときはだいたいこれくらいかと思います。
3はいかないかなというところですが、2~3ですね。
この辺りの数字ってなかなか計らないと思うんですね。ロードバイクを始めた瞬間にFTP計ってパワーウェイトレシオ出しましょうかってことはあまりないと思うのですが、だいたいこれくらいだと思います。
ちょっとトレーニングしていますというと3を超えて3.5くらいになったり。
結構トレーニングをしていたら3.5~4くらいになりますね。
4を超えてくると結構速いということになってきますね。(4~5)
トップアマチュアだと5を超えてくるくらい。(5~5.5)
さらにプロは5.5~6以上ですね。
逆にこの辺りもだんだんデータがなくなってきていて、プロの方はこういうデータをあまり公開しなかったりするんですね。
公開すると自分の力がバレてしまって相手に作戦を考えられてしまう…とか。
そういうことが色々あるからだと思うのですけれども、プロはあまり公開していないから推測になってしまいますがこれくらいですね。
さすがにプロでも7はいかないと思います。
パワーウェイトレシオで表すとこれくらいになります。
まとめ
今日はパワーウェイトレシオについてお話ししました。
- パワーと体重の比
- 速さを計る一つの目安
- パワーウェイトレシオの数値が大きいと体重の割に大きなパワーを出すことが出来る
FTPではなく、パワーウェイトレシオでヒルクライムの力が計れるので参考にしてみてください。
それではまた!
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