トレーニング

いまさら聞けないロードバイクのパワートレーニング

こんにちは、けいすけです。

今回は、今更聞けない「パワートレーニングとは何か?」というテーマでお話していきます。

結構色々なところでパワートレーニングについて言われていますが、それが何をしているのかということをざっくり簡単にお話していきます。

僕なりに一言でいうとしたら

パワートレーニングとは

①パワーメーターで自分のパワーを見える化して
②客観的な数字に基づいて効率よくトレーニングをすること

です。

パワートレーニングと従来のトレーニングを比べてどういう違いがあるのかを解説していきます。

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従来のトレーニング


今までのトレーニングはどういうものがあるかというと、この2種類ですよね。

①心拍数を基準にするトレーニング
②距離を基準にトレーニング

従来のトレーニングをやってきて、当然良い事もあると思いますけれども、まだまだ分かりづらいというデメリットがあるので説明をしていきます。

心拍数を基準にするデメリット

まず、心拍数を基準にすると、その日によって調子が変わることがあります。

例えば【自分の最大の心拍数が1分間に180とか200だとして、その何%の心拍数を目指して走るトレーニングをする】というやり方は当然効果はあるのですが、疲れ気味の日や、逆に調子が良い日などその日によって心拍数で変わってしまいます。

だから、同じ心拍数で走っていても普段よりツラい、追い込みすぎの練習になってしまったり、逆に練習が楽なもので進んでしまうことなどがあります。

また、心拍数だと成長が見えにくいことがあります。

例えば、今まで心拍数が1分間で最大160回の人がトレーニングして1分間で180回まで心臓が動くようになりましたということは普通はありません。

だいたい心拍数というのは上限が決まっていて、上限はあまり上がらないし、年齢とともに心拍数が落ちてきます。

トレーニングをして心拍数が上がるわけではないので成長が見えにくいと思います。

距離を基準にするデメリット

では、距離を基準にしたトレーニングはどうでしょうか。

実は、人によって距離の感じ方が違うためにトレーニング不足になることがあります。

例えば、10kmを走るトレーニングがあるとします。

2人が10kmを同じタイムの場合、2人が同じトレーニングができたかというとそうではないですよね。同じタイムで走ったとしても、めちゃくちゃ速い人と遅い人で比べると、当然遅い人のほうがトレーニングになっているわけです。

同じタイムで走れば、遅い人のほうがかなり努力していることになります。

しかし、ロードバイクってエアロロードや初心者用の入門用のロードバイクなどありますよね。当然エアローロードのほうがスムーズに進むので、どういうバイクに乗っていたかによって効果が違うし、トレーニングの日に風が吹いていて空気抵抗が大きい場合でもトレーニングの効果は違ってきます。

そのため、距離を基準にした場合、人によって感じ方が違うことや、その日の条件によって
どれくらいトレーニングできたのかということが把握しにくいわけです。

結果としてトレーニング不足になったりオーバートレーニングになったりしてしまうため、距離を基準にするトレーニングは難しいんですね。

パワートレーニング


では、パワートレーニングの場合はどうかというとパワーを基準にトレーニングをします。

パワートレーニングのメリット

パワートレーニングは、その名のとおりパワーを基準にしているトレーニングですが、このようなメリットがあります。

パワートレーニングのメリット
  • 数値化されていて客観的
  • 成長が数値として分かる
  • 追い込めたかどうか分かる
  • 疲労をコントロールすることができる

数値化されていて客観的

数値化されるということは、例えば自分の力が250wの場合、それを基準にして

90%の力で何分間走りましょう
120%の力で○秒間走って○秒休む

というように、自分の力を数値化したパワーに対して客観的な基準でトレーニングできます。

そのため、オーバートレーニングやトレーニング不足ということを避けることができます。

また、風が吹いている・吹いていないという条件が違ったり、自分の機材の空気抵抗が少ない・大きいという違いがあったりしても、自分の出しているパワーを基準にするため、タイムとかではなくパワーで常に客観的に見るこおとができます。

成長が数値として分かる

そして、数値として自分の成長がわかることができます。

パワーを測ることができるため、例えば自分のパワーの限界が1か月前は250wだったところが、3か月トレーニングした結果260wになっていたら、間違いなく成長していますよね。

心拍数を基準にした場合では分かりづらいですし、距離を基準に走ってタイムが上がったとしても、たまたま追い風でタイムがあがることは普通にあります。

しかしパワーを基準にして見ていれば、パワーが上がったとしたらそれは自分の成長と言えます。その成長が数値として分かるのはすごく嬉しいことですね。

追い込めたかどうか分かる・疲労をコントロールできる


それから、トレーニングを追い込めることができたか分かりますし、疲労をコントロールすることができます。

自分の力の数値化したものに対してどれくらいの時間、あるいはどれくらいのパワーでトレーニングすればいいのかが分かります。

例えば、長い距離を走った時に追い風で楽に走れることができたら、それはトレーニング不足になるわけですが、パワーメーターの数値を見れば、長い距離走っているのにパワーを出していないと分かるのでトレーニング不足ということが分かります。

逆に結構パワー出したので、あまり疲労ためるとよくないなということも言えますね。

追い込めたかどうかや疲労をコントロールできるのがパワートレーニングのメリットです。

パワートレーニングのデメリット

一応、パワートレーニングのデメリットも挙げておくと、パワーメーターの値段が高いです。

安いものでも4万円ぐらいしますし、普通に買ったら8~10万円弱ぐらい(入門用ロードバイク1台分)します。

そのため、ロードバイク1台分をパワーメーター(パワーを知るためにお金をかけるか)にお金をかけるかどうかというところは判断が分かれてくると思います。

まとめ

今回は、パワートレーニングについてお話しました。

パワーを基準にするということは、どのぐらいのパワーでどのぐらいの時間を運動すれば
強くなるのが分かるのでしっかりトレーニングすることができます。

参考にもう一つ!

パワーゾーンという考え方があり、自分のパワーを基準にして何%ぐらいがゾーン1で、何%がゾーン2でというように7段階のゾーンに分けてゾーンごとに体のどこが鍛えられるかというのが分かるのでそれを参考にトレーニングしたりしています。

以下の記事も参考にしてみてください。

パワートレーニングに必須のパワーゾーンを解説【ロードバイク】動画ありみなさんこんにちは。けいすけ(Twitter、Instagram)です。 ロードバイクに乗っている人と話しているとこんなことありま...

それではまた!

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