こんにちは。けいすけです。
今日の話ですが、「骨格で押す」ということについてです。
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「骨格で押す」とはどういうことなのでしょうか
ロードバイクにおいて、骨格で押すとはどういうことなのか?
これは、知らない人には、おそらく全くわからないと思います。
骨格で押すとは、何か?
と言うと、この人が言っています。
宮澤崇史さんと言う方で、2010年に全日本選手権ロードレースで優勝した方です。
ものすごく速い方です。
現在は、プロチームHINCAPIE(ヒンカピー)の監督をされています。
この宮澤さんの「宮澤崇史の理論でカラダを速くするプロのロードバイクトレーニング」という本の中で、骨格でペダルを押すと言うことが出てきます。
おそらく、この方が最初に言われたことかと思います。
これがどういうことなのか?
ということを解説していきます。
骨格でペダルを押すことができると、色々な筋肉でペダリングが出来るようになるので、これはかなり身に着けるべきことだと思います。
骨を一直線にして力を伝えやすくする
どういうことかと言うと、骨格で押すのですが、押し方としては、骨を一直線にして力を伝えやすくすると言うことです。
わかりやすく説明をしていきます。
まず、その場に立ってください。
立つ際には、ほぼ必ず膝はまっすぐになると思います。
膝を曲げたまま立つこと(中腰)はまず無いと思いますので。
骨格で立つや、骨格で踏むということは、まさにこれです!
真っすぐになっていることを、骨格で立つといいます。
ちょうど良い言葉が無かったので、僕が名付けました(笑)
骨が真っすぐにつながっていると、力が逃げにくくなります。
今、立っていますよね。
立っているだけで、約60㎏くらいの自分の体重を支えています。
実際に持ってみるとわかると思いますが、60㎏はかなりの重さです。
けれど、自然に立つことができていますよね。
これがなぜかと言うと、骨格でしっかりと体を支えているので、60㎏の重さでも全然平気で耐えることができ、疲れません。
では、ここで膝を曲げ、腰をかがめて中腰になってください。
これをおこなった瞬間に、筋肉を使っているなと感じると思います。
そして、1分もたてばかなり疲れると思います。
けれど、よくよく考えてみると、直立して立っていても、60㎏がかかっていますし、中腰で立っていても、同じ60㎏がかかっています。
同じ60㎏で地面を押しているという事実は、変わりません。
では、なぜ疲れるのか?
というと、地面を押すために筋力を使っているからです。
筋肉を使って、中腰の姿勢を維持しなければいけない。
体勢を維持するために、筋肉を使ってしまっているのです。
直立の場合では、体勢を維持するためにほとんど筋肉を使わなくても、骨格で真っすぐに一直線で立っているだけで、地面を60㎏の力で押すことができる。
これです!
そのまま胴体の筋力や体重でペダルを踏む
まさにこのように、骨が真っすぐになっていると力が一直線に伝わります。
これが、骨格で踏むということです。
なぜ、こうなるのか?
と言うと、一直線に骨がなっているほど、力を伝えやすいからです。
例えば、一直線になって、上半身の重さや胴体の筋肉の力でペダルを踏みます。
すると、胴体の重さをそのまま体の骨格からペダルへ伝えることができるわけです。
そのまま筋力で踏もうとすると、基本的にはペダルに近いところの筋肉しか使われません。
筋肉の力を、そのまま伝達しようとすることは結構大変です。
そのときに骨が真っすぐになっていないと、まず伝わりません。
骨格を真っすぐにすると、胴体の重さや脇腹の筋肉の力などを使うことができます。
実際に、しっかりと胴体とペダルがつながっていると、ペダリングを終えた後に
「何か脇腹が疲れたな」
という感覚があります。
そして、胴体の筋肉の力や胴体の重さがペダルに伝わりやすくなり、この為にしっかりとペダルを踏むことができるというわけです。
ただし、少し気をつけないといけないことがあります。
先ほど「今、立ってください」と言いましたが、立つとほぼ体が一直線になりますよね。
けれど、自転車に乗っていると体を前にかがめる姿勢になるので、なかなか完全に一直線の姿勢にはなりません。
なので、実際には立っているときよりは、効率的に力は伝わりません。
けれど、自転車に乗っている姿勢の中でも、出来るかぎり体を一直線に近い姿勢に持っていくことで、より力を伝えることはできます。
僕は、この方法は、かなり効果があるな!
と思いました。
ペダルを踏むときに、できるだけ体を一直線にする。
もう、この発想になります。
これだけでかなりペダリングが変わったという実感があります。
変わったというか、踏み込む際にあきらかに、体の上半身の重さなどがペダルに伝わる、そのような感覚がしてきたので
「これは良いな!」
と思います。
これは、かなりオススメと言うか、是非身に付けるべきことだなと思いました。
色々な人が色々なアドバイスをしていると思いますが、この「骨格で押す」ということは、かなり僕が感じた中ではオススメです。
まとめ
「骨格で踏む」や「骨格で押す」が、どのようなことなのかを解説しました。
これができるようになると、胴体でペダリングをするという、その実感がわかるようになってきます。
是非、やってみてください。
ということで、今回は終わりにします。
ありがとうございました。
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