こんにちは。けいすけです。
今回は、スイートスポットトレーニング(SST)について解説します。
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スイートスポットトレーニング(SST)とは
トレーニングをする時のおいしいところのパワーでトレーニングすることをスイートスポットトレーニング(SST)と言います。
トレーニングをする上でかなりおいしい。
つまり、効率よくトレーニングできるところです。
SSTは短時間の練習で効率よくFTPが上がる
SSTは、FTPを向上させるためのトレーニングとして効率が良いとされています。
FTPの88%~94%ぐらいで走るトレーニングで、パワーゾーンでいうとL4。
乳酸性作業閾値でいうとそのちょっと下くらいでトレーニングすると効率よくFTPが上がります。
トレーニングというのはどれだけ負荷をかけたか、その負荷をかけた時間がどのくらい続いたかということで、単純に体にどのくらい負荷をかけられたかということです。
当然、大きな負荷をかければかけるほど強くなっていくというのが基本ですが、ケガをしない限り基本的に体に負荷をかければいいというわけです 。
負荷×時間がちょうど良い
FTPを向上させるトレーニング
FTPを向上するトレーニングは、このSST以外にもたくさんありますよね。
- 耐久走、LSD(L2)
- テンポ走(L3)
- SST(L4)
- VO2Max領域のインターバル(L5)
例えば、LSDとか耐久走とか言われるL2の領域です。
他には、テンポ走という領域や今回のSST、あとはL4の領域をさらに超えたVO2Max領域でのインターバルなどがFTPを向上させるためのトレーニングです。
なぜ効率的なのか
このようにたくさんあるトレーニングの中、なぜSSTがいいのかというところですが、SSTは負荷×時間がちょうどいいんです。
負荷×時間がちょうど良い
負荷で言うと、このSSTよりVO2Maxの方が負荷は大きいのでそちらの方がいいのではないかと思うかもしれませんが、実は効果は大きいけれど長い時間のトレーニングができないので、どうしても短時間のトレーニングになってしまいます。
このVO2Maxの領域は、大きな負荷をかけられるけれど練習時間としては短くなってしまう。
「もう体が持たない」となってしまうわけです。
逆に、このLSDやテンポ走は、負荷が低いので大きな効果を得るためには長時間のトレーニングが必要になってくるわけです。
トレーニングとして最低1時間とか2時間、3時間、5時間程度のトレーニングが必要になりますが、それほど長い時間乗れる人はほぼいないですよね。
プロの選手でもなければ、やはり1日2時間とか3時間のトレーニングというのは難しいと思います。
それに対してSSTは、そこそこの負荷でわりと長時間続けられるというトレーニングのため効率が良いとされています。
効率が良いというのは、短い時間の練習でそこそこFTPが向上することが期待できるわけです。
- 耐久走、LSD(L2):効果が低いので長時間のトレーニングが必要
- テンポ走(L3):効果が低いので長時間のトレーニングが必要
- SST(L4):そこそこ効果があって、わりと長時間続けられる
- VO2Max領域のインターバル(L5):効果は大きいが短時間のトレーニングしかできない
トレーニング方法
SSTは、FTPの88~94%くらいの領域で走るトレーニングです。
20~40分くらいを1セットから2セットくらい繰り返します。
つまり、SSTの時間をすごく長くやろうとすると1時間半くらい走ることもあります。
ちなみに長時間続けられるとされていますが、実際にやってみると結構きついです。
辛さの感じ方は人それぞれではありますが…。
ZWIFTにもSSTのトレーニングがあります。負荷を自動で調節してくれると思うのでぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、スイートスポットトレーニング(SST)について解説しました。
SSTは短時間の練習で効率よくFTPが上がるトレーニングです。
実際にやってみるとかなりキツいですが、ぜひ参考にしてください。
それでは、また!
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